木曽郡木曽町の交流施設「ふるさと体験館きそふくしま」の畑で17日、赤カブの収穫があった。木曽地方特産の漬物「すんき」作りの材料にするためで、県木曽農業改良普及センターの農業入門講座の受講生10人が参加。手際よく葉と実を分けていた。
同センター職員が「黄色い葉は外して」などと助言。受講生たちは「そばに入れるとおいしい」「みそとあえるのが好き」などと話ながら、70キロほど収穫し、3・5キロずつ束ねた。
赤カブの種は9月初めにまいた。今月19日にすんきを漬けるという。木曽町に住む夫の両親を介護しながら、講座に参加しているパート勤務の上條紀美さん(60)=東京=は「地域の特産なので、自分ですんきを漬けてみたい」と話していた。
この講座とは別に、同体験館主催のすんき漬け、赤カブ漬けの講習会も30日まで開かれている。