壁を深みのある緑に塗り、ヒノキの板を張った木曽平沢駅の待合室

壁を深みのある緑に塗り、ヒノキの板を張った木曽平沢駅の待合室

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木曽平沢駅を快適な空間に 待合室壁をヒノキにし、塗り直しも

信濃毎日新聞(2024年3月12日)

 塩尻市楢川地区の住民グループ「ならかわ桜プロジェクト」は、JR木曽平沢駅の待合室の壁を塗り直し、11日、お披露目した。地元の中学生から「観光客も来るから駅をきれいにしたい」との提案を受け、実施。ヒノキの板も取り付けるなどし、印象が一変した。

 昨年2月にあった楢川小中学校の8、9年生と住民の懇談会で、現9年生の宮原颯汰(はやた)さん(15)の発言をプロジェクトメンバーが聞き、取り組むことになった。プロジェクトは、JRから駅の壁の利用許可を市に得てもらい、2月に作業を始めた。

 待合室の壁はプロジェクトメンバーが、木曽平沢に合う色をイメージし、深みのある緑で塗り、一部にヒノキの板を張った。特産品の木曽漆器を学ぶ「ふるさと学習」をする同校4年生にも協力を求め、待合室で風景写真などを飾る漆塗りの額8枚を作ってもらった。

 出席した宮原さんは「子どもの提案を形にしてくれた大人に感謝します」と話した。式に参加した人は「間もなく春の観光シーズン。外国人客にも楽しんでもらいたい」と話していた。

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信濃毎日新聞デジタル https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2024031100855
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