木曽馬を使って馬耕を体験する小学生ら=愛知県東郷町

木曽馬を使って馬耕を体験する小学生ら=愛知県東郷町

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木曽馬「出張」、愛知県で馬耕 馬と人の関係、身近に感じる体験会 名古屋大の農場で

信濃毎日新聞(2023年11月27日)

 木曽馬の里・木曽馬乗馬センター(木曽町)で飼われている木曽馬を使って田畑を耕す馬耕(ばこう)体験会が26日、愛知県東郷町にある名古屋大の農場で開かれた。主催した同大博物館(名古屋市)には木曽馬の最後の純血種といわれる「第三春山号」の骨格標本があり、生活に欠かせなかった馬と人の関係を身近に感じてもらおうと初めて企画。木曽馬保存会(木曽町)などが協力した。

 体験会は午前と午後に分け、愛知県内を中心に計50人ほどが参加した。同センターから運ばれてきた1頭がすきを引き、センター場長の中川剛(たける)さん(46)らのサポートを受けながら、参加者がすきの操作を体験した。

 母親と参加した岡崎市内の小学5年生(11)は日ごろから乗馬をしているが、木曽馬を見るのは初めて。「体が小さい割に力強い。引っ張られる感じだった」と話した。

 体験会を企画した同博物館の梅村綾子特任助教は4月、木曽町の小学校であった馬耕体験を見学。保存会、木曽町などの協力を得て体験会の開催にこぎつけた。今回の参加者の声をまとめ、木曽馬にちなんだ新たな企画も展開していきたい―としている。

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信濃毎日新聞デジタル https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2023112600558
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