総合旅行サイト「楽天トラベル」が主催し、宿泊施設の朝食日本一を決める「朝ごはんフェスティバル2015」の最終ステージ「頂上決戦」が18日、都内で開かれ、中日本大会を勝ち抜いたホテルハウスサンアントン(下高井郡野沢温泉村)が審査員特別賞を受賞した。
朝ごはんフェスには、全国千以上の宿泊施設が参加。ウェブ投票で選ばれ、地区大会で優勝した7施設が、頂上決戦に臨んだ。
サンアントンの朝食は、県産フルーツで作った4種類のジャムと、30分以上かけて仕上げたスクランブルエッグ。シェフの片桐健策さん(31)は決戦で「旬のフルーツを食べているような食感のジャムを目指している」と特長をアピールした。母親の逸子さんが長年作ってきたジャムの味を受け継いでいるという。
審査後、片桐さんは「信州のおいしい食材を、お客様においしく味わっていただけるよう、これからも努めていきたい」と話していた。日本一には、兵庫県の「ホテル ラ・スイート神戸ハーバーランド」が選ばれた。