木曽郡木曽町のきそふくしまスキー場が29日、雪不足による2回のオープン延期を経て、今季の営業を始めた。29季目はこれまでで最も遅いスタートとなったが、中京方面を中心に130人余りが訪れ、雪の感触を楽しんでいた。
滑走できるのは約700メートルのコースで、スキー場全体の一部。親子連れのスキーヤーが次々とゲレンデを滑り降りていた。愛知県豊明市から親子4人で訪れた会社員、牧久視さん(44)は「自分の休みに、スキー場のオープンが間に合って良かった。国道19号から近く、スキーヤー限定なのが魅力」と話していた。
全面滑走まで少し時間がかかるという。昨年の御嶽山噴火後、2度目のスキーシーズン。運営会社アスモグループの今孝志社長(62)は「ようやくオープンできた。また来たいと思ってもらえるサービスをしたい」と話した。営業は来年3月下旬までの予定。