長野市北長池のエムウェーブで20日、「第16回氷の彫刻展」が2日間の日程で始まる。19日は、県内などの料理人や彫刻師らが会場に集まり、作品づくりを開始。重さ約130キロの巨大な氷柱を積み重ね、ペガサスや鳳凰(ほうおう)などを削りだしていた。
今年は夏に開かれるリオデジャネイロ五輪などにちなみ、「五輪」と「感動」がテーマ。NHK大河ドラマ「真田丸」に合わせ、真田信繁(幸村)をかたどった高さ3メートルほどの作品も並ぶ予定だ。
NPO法人「日本氷彫刻会」の群馬県支部長を務める中野徳二さん(79)=群馬県渋川市=は、五輪の輪と今年のえとにちなんだ猿を組み合わせた作品を作るという。「氷をうまく削れば、光に照らされてダイヤモンドのように輝く。たくさんのお客さんを感動させたい」と意気込んでいた。
彫刻展は長野市、信濃毎日新聞社、エムウェーブでつくる実行委員会の主催。午前10時〜午後6時で、入場無料。問い合わせはエムウェーブ(電話026・222・3300)へ。