氷の芸術を楽しめる「第16回氷の彫刻展」が20日、長野市北長池のエムウエーブで2日間の日程で始まった。今年のテーマは、夏に開かれるリオデジャネイロ五輪にちなみ「五輪」と「感動」。見上げるほどの大きな作品を含む15点が並び、親子連れたちでにぎわった。
彫刻作業は、県内などの料理人や彫刻師が手掛けた。会場には、五輪マークを表した作品や、龍と鳳凰(ほうおう)を表現した迫力ある作品が幻想的な照明とともに披露され、来場者の目を引いていた。
中野市のパート職員、坂本まつみさん(59)は、孫の降旗啓太君(2)がお気に入りのさまざまな野菜が集まった作品を一緒に眺め、「普段はなかなか見られないからいい機会。孫も楽しそうでよかった」と話していた。
氷の彫刻展は、長野市や信濃毎日新聞社などでつくる実行委員会の主催。21日は午前10時〜午後6時で、入場無料。スケートリンクも無料開放する。