県内各地で６月５日に開く第６７回全国植樹祭（国土緑化推進機構と県主催）まで１００日となった２６日、長野市のＪＲ長野駅善光寺口駅前広場で記念のイベントがあった。ＮＨＫ大河ドラマ「真田丸」の放送で注目が集まる戦国武将真田氏ゆかりの「真田勝鬨（かちどき）太鼓」（長野市）と「信州上田真田陣太鼓保存会」（上田市）が植樹祭の成功を祈り、太鼓を演奏した。

　残り日数を示す「カウントダウンボード」前で、信州上田真田陣太鼓保存会は甲冑（かっちゅう）姿で、真田勝鬨太鼓も直垂（ひたたれ）に甲冑を身に着け、それぞれ勇壮な太鼓を披露。最後に両団体の約２０人らで「エイエイオー」と勝ちどきを上げた。

　会場では、中島恵理副知事があいさつで「県土の８割は森林。植樹祭を契機に豊かな自然を見つめ直し、子どもたちに素晴らしい森林を引き継ぎたい」と述べた。長野市のエムウェーブで開く全国植樹祭の式典には、天皇皇后両陛下が出席される。ほかにも５月以降、東北中南信の各地で県民植樹がある。