カヤックと自転車、登山で、湖や海から山頂までを目指す環境スポーツイベント「SEATOSUMMIT(シー・トゥー・サミット)妙高・野尻湖2016」が7月23、24日、信濃町と新潟県妙高市で初めて開かれる。両市町や大手アウトドア用品メーカー「モンベル」などでつくる実行委員会の主催。昨年3月に妙高戸隠連山国立公園が誕生したこともあり、実行委は一帯の自然の魅力を満喫できる大会にしたいとしている。
同イベントは、アウトドアを楽しみながら自然環境について考えようと、モンベルと地元自治体が協力して2009年に始まった。今年は全国10カ所で開く。
コースは、野尻湖から妙高山頂までの35キロ。23日は妙高市の妙高高原メッセで開会式を行い、自然環境や地域振興について考えるシンポジウムを開く。24日は野尻湖をカヤックで5キロ漕ぎ、黒姫高原や笹ケ峰などを自転車で23キロ走り、笹ケ峰から妙高山頂まで7キロを登る。
シングルの部とチーム(2〜5人)の部があり、定員は計300人。参加費は1人1万800円。5月から参加者のエントリーを受け付ける。実行委事務局の一つ、信濃町産業観光課は「国立公園一帯の自然の魅力を広くアピールできる大会にしたい」としている。問い合わせは同課(電話026・255・3111)へ。