長野市の中央通り周辺に花を飾る恒例行事「第15回善光寺花回廊ながの花フェスタ2016」は5月3〜5日、開く。「15thAnniversary〜花飾りに感謝を込めて」をテーマに、色とりどりのチューリップの花びらで路上に絵を表現する「花キャンバス」などがある。地元商店会などでつくる実行委員会が22日、概要を発表した。
花キャンバスは、同市大豆島のグラフィックデザイナー轟理歩さん(32)が絵柄を担当。チューリップで描いた世界地図にペチュニアの花鉢を配置する「千花―senka」(縦4・3メートル、横18メートル)と、民族衣装姿の各国の子どもが手をつなぐ絵柄「世界の子どもたち」(縦3・3メートル、横8・7メートル)の2種類ある。轟さんは「世界各地に争い事の火種があるが、平和を象徴する『千の花』に変わればいい」と話す。
ペチュニアやマリーゴールドなど約2万鉢で路上に模様を作る「タペストリーガーデン」は、須坂園芸・須坂創成高(須坂市)、下高井農林高(木島平村)、更級農業高(長野市)が協力して制作。須坂園芸高2年の塚田舞さん(17)は「歴代の先輩たちと同じように素晴らしい作品にしたい」と意気込みを語った。
運営などを手伝うボランティアも募集する。問い合わせは、実行委募集係(電話080・8471・0268)へ。