酒米九頭竜から搾った純米吟醸酒の香りを楽しむ上江ファームの堀川清治代表(左)と舟木酒造の舟木脩専務(右)ら=9日、福井市大和田町の舟木酒造

酒米九頭竜から搾った純米吟醸酒の香りを楽しむ上江ファームの堀川清治代表(左)と舟木酒造の舟木脩専務(右)ら=9日、福井市大和田町の舟木酒造

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酒米「九頭竜」の酒を初搾り 福井の舟木酒造5月発売へ

福井新聞(2016年4月11日)

 福井県坂井市の農事組合法人が県内普及を目指す酒米「九頭竜」を使った純米吟醸酒の初搾りが9日、福井市大和田町の舟木酒造で行われた。香り高い、すっきりとした辛口の酒に仕上がり、舟木脩専務は「思っていた以上の出来栄え」と太鼓判を押した。

 酒米九頭竜は2003年に生産が途絶えたが、県農業試験場に残っていた種もみを使い14年に復活。昨年は上江ファーム(坂井市)が作付けし、約90俵を収穫した。

 15年産の酒米は登熟期の長雨などの影響で、酒造りに適さない「軟らかいコメ」になる懸念もあったが、同ファームが田んぼの水管理を徹底。粒がそろった良質なコメに仕上げた。南部酒造場(同県大野市)にも提供している。

 舟木酒造の酒造りは、九頭竜川の伏流水を地下150メートルからくみ上げて行っている。酒米九頭竜の仕込みには、県食品加工研究所がつくったオリジナル酵母を使うなど、地元の原料にこだわった。

 舟木専務は「上江ファームさんと、どんな料理に合うのかなども研究し、さまざまな飲み方を提案していきたい」。同ファームの堀川清治代表は「今後、県内で栽培農家や利用する酒蔵を増やし、酒米九頭竜を本県オリジナルブランドとして確立していけたら」と話している。

 舟木酒造は、出来上がった酒を同社ブランド「北の庄」シリーズに加え、「北の庄 久寿龍(くずりゅう)」として5月末ごろから販売していく方針。720ミリリットルサイズで約2千本を醸造し、価格は1本1500円前後を予定している。

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