開館20周年を記念して開かれた石州流伊佐派の茶会

開館20周年を記念して開かれた石州流伊佐派の茶会

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高山「一茶館」20年祝う茶会 村出身の茶道家招き

信濃毎日新聞(2016年5月16日)

 高山村の「一茶ゆかりの里一茶館」は15日、開館20周年と同村の村制施行60周年を記念した茶会を同館で開いた。同村出身で、石州(せきしゅう)流伊佐派代表の磯野宗明(そうめい)(本名・明子)さん(63)=東京都=が招かれ、流派の歴史や作法を解説。100人余の参加者が抹茶を味わった。

 同派は徳川将軍家の茶道指南役を務めた歴史があり、磯野さんは家元の家系に嫁いだ20代後半から、同派を学び始めたという。茶会の冒頭あいさつで、磯野さんは発生から1カ月が過ぎた熊本地震に触れ、「被災地を忘れてはいけない。自分や他人を尊重する茶道の心を持って、被災地を思いながら穏やかなお茶の時間を楽しんでほしい」と話した。

 茶会では、磯野さんの弟子たちが4回に分けて野だてを披露。武士が出立前に馬の手綱を持ちながら使用したとされる足のある陶器「馬上杯(ばじょうはい)」を使った。使われた馬上杯は、2011年3月の県北部地震被災地の栄村産の土で作られ、復興への願いが込められているという。

 参加した高山村の小林則夫さん(70)は「伝統ある茶道でゆっくりと味わいながらお茶を楽しめた」と喜んでいた。

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