富山県 鉄道

イベント列車9月から運行 あいの風とやま鉄道

北日本新聞(2016年6月7日)

 あいの風とやま鉄道(市井正之社長)は6日、3両からなる旧型1編成を簡易改造し、9月からイベント列車として運行すると発表した。名称は「とやま絵巻」。車両には、富山の観光地や物産品をモチーフにした16種類の図案を描く予定だ。

 車両デザインは、グラフィックデザイナーの宮田裕美詠(ゆみよ)さん(富山)が担当。黒がベースカラーで、両サイドに各8種類の色鮮やかな図案を並べる。

 一番多く描かれるのは2両目で、一方の側面には呉羽梨や越中だいもん凧(たこ)まつり、チューリップ、五箇山合掌造り集落といった「山のモチーフ」を、もう一方にはシロエビやますずし、ホタルイカなど「海のモチーフ」の図案を配置する。

 車内のシートのデザインには、ライチョウや高岡大仏なども取り入れる。改造費は約4千万円。市井社長は「新しい需要を取り込むきっかけにしたい」と話した。

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