太々神楽を舞う神職。弓矢で邪神を射る動きを舞で表現した

太々神楽を舞う神職。弓矢で邪神を射る動きを舞で表現した

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野尻湖に響く戸隠神社の神楽 宇賀神社式年祭始まる

信濃毎日新聞(2016年8月22日)

 上水内郡信濃町の野尻湖に浮かぶ琵琶島(弁天島)の宇賀神社(宮川滋彦宮司)で21日、7年目ごとの式年祭が始まった。初日は、縁のある戸隠神社(長野市)に伝わる歌や舞「太々(だいだい)神楽」を奉納し、宇賀神社に伝わる宝物を公開。参拝客や氏子が厳かに行われる神事を見守った。

 かつて宇賀神社の宮司を戸隠神社の神職が務めていた縁で、同神社の神職が戸隠太々神楽を奉納した。神楽は天照大神(あまてらすおおみかみ)が洞窟「天の岩戸」に隠れた日本神話の一節に基づく独特の内容。全10ある舞のうち六つを奉納し、笛や太鼓、歌に合わせて神職やみこが五穀豊穣(ほうじょう)を祈ったり神前を清めたりした。

 宝物は、宇賀神社に伝わる宇賀弁才天像と十五童子像、勝海舟の揮毫(きごう)とされる神社の額のほか、伊勢神宮(三重県)から譲渡された御装束神宝(おんしょうぞくしんぽう)2点を初公開した。

 夫婦で訪れた都内の主婦土井悦枝(よしえ)さん(66)は「たまたま来たけれど、貴重な神事が見られていい経験をさせてもらった」と話していた。

 式年祭は29日まで。28日は、みこしを乗せた舟で島の周囲を回る「湖上渡御(とぎょ)」を予定する。26、29日は宝物の公開はない。

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