山の魅力を語り合う石川さん(左)とKIKIさん(中央)

山の魅力を語り合う石川さん(左)とKIKIさん(中央)

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山の魅力、語り合う 松本市美術館でトークショー

信濃毎日新聞(2016年8月29日)

 世界7大陸の各最高峰に登頂した経験がある写真家石川直樹さん(39)=東京=と、山に関する著作があるモデルのKIKIさん(神奈川県)が28日、山をテーマに松本市美術館が開いたトークショーで語り合った。石川さんは、季節や時間帯、見る位置などによって異なる表情を見せる点が、山の魅力だと語った。

 ヒマラヤ山脈のエベレスト(8848メートル)とローツェ(8516メートル)を別の山から眺めた時、寄り添う双子のように見えた―という石川さん。それまでは独立峰と思っていたとし、「こうした発見が楽しくて写真を撮っている」と話した。

 KIKIさんは同山脈のメラピーク(6470メートル)への登山を振り返り、「現地の暮らしに触れた途中の時間が楽しかった」。石川さんは「高い山に登ると、心も体も空っぽになり、生き返る気がする」とも語った。

 登山を楽しむ松本市の会社員片山聡さん(32)はトークショーを聞き、「自分も山に登ると心がリセットされる感じがしていて、同じ気持ちなのだと思った」と感想を話していた。

 トークショーは、国民の祝日「山の日」に合わせて市美術館が開いている特別展「遥(はる)かなる山」の関連行事。

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