長野市の善光寺に来年1月上旬、国宝の本堂などを再現した金属製の模型が入ったカプセル玩具販売機が本堂前の授与品所に登場する。善光寺がこうした販売機を扱うのは初めてで、おみくじも一緒に入っている。6日には特別授与品の開眼(かいげん)法要があり、魂が込められた。
模型は6種類。本堂と山門、善光寺と書かれた鳩(はと)字の額、仁王門、鐘楼のほか、中身は「秘密」という少数の「大当たり」がある。高さは3〜4センチ。1回500円で、硬貨を入れてハンドルを回すと、プラスチックケースに入った模型とおみくじが出てくる。どの模型が出てくるかは「お楽しみ」(同寺)だ。
カプセル玩具販売機は子どもたちに人気がある。担当した善光寺授与品部長の筒井秀寛さん(42)は「子どもの頃から善光寺に親しんでもらいたいと思い開発した。遊ぶ前や後には、仏様に手を合わせてほしい」と話していた。