忍者を観光にどう生かすか話し合ったパネル討論

忍者を観光にどう生かすか話し合ったパネル討論

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忍者を観光活用、アイデア多彩に 長野で講演やパネル討論

信濃毎日新聞(2017年2月20日)

 海外で人気の「忍者」を観光誘客に生かそうと、「『忍者ツーリズム』キックオフ・フォーラム」が19日、長野市であった。忍者にゆかりのある自治体などでつくる日本忍者協議会の主催(信濃毎日新聞社共催)。忍者研究者で三重大人文学部の山田雄司教授の基調講演やパネル討論を県内外の約230人が聞いた。

 「忍者コンテンツの魅力について」と題して講演した山田教授は、忍者の歴史や精神性に触れて、「日本を代表する文化資源」と説明。「過去、現在、未来を通して困難を生き抜く技が凝縮されている。日本人の生き方を見直すため、忍者に着目することは大事」と語った。

 「忍者コンテンツを活用した忍者ツーリズムと地方創生」がテーマのパネル討論には、日本忍者協議会副会長で元観光庁長官の溝畑宏さんら6人が登壇。忍者にはまっているという映画ソムリエの東紗友美さん(30)は、忍者ゆかりの地でそれぞれ忍術を会得すると巻物を受け取れる―といったアイデアを提案。「いろいろな地を巡る楽しみができ、何回も日本に来てもらうきっかけになる」と話した。

 2016年のNHK大河ドラマ「真田丸」で、細川ガラシャを演じた女優・タレントの橋本マナミさんのトークショーもあった。

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