7〜9月にJR各社などが長野県への誘客を図る「信州デスティネーションキャンペーン(DC)」に向けて、JR東日本が、テレビCMやポスターなどの広告に女優の吉永小百合さんを起用することが10日、関係者の話で分かった。前回2010年以来2度目。ロケ地は複数あり、昨年夏には吉永さんが飯山市の鍋倉山周辺を訪れ、撮影したという。
吉永さんは、JR東日本などのきっぷや旅行商品が割引になる会員制サービス「大人の休日倶楽部」のイメージキャラクター。前回の信州DCでは、長野市戸隠でCMを撮影。樹齢400年超とされる杉並木が美しい戸隠神社奥社参道で吉永さんが木立を見上げるシーンに人気が集まり、全国から多くの人が訪れた。
今回も撮影場所が人気スポットになる可能性があり、県内の観光関係者の注目が集まっていた。関係者によると、吉永さんは飯山市照岡の自然体験施設「なべくら高原・森の家」周辺を訪れたという。県内のほかの場所でも撮影を済ませているという。
今夏の信州DCのキャッチフレーズは「世界級リゾートへ、ようこそ。山の信州」。北陸新幹線(長野経由)の金沢延伸と飯山駅の開業後、初めての開催となる。