夜を徹して制作するコンクールの参加者=2017年1月22日、松本市の松本城公園

夜を徹して制作するコンクールの参加者=2017年1月22日、松本市の松本城公園

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松本城「氷彫」今年も 一時は終了決定、希望の声受け開催へ

信濃毎日新聞(2018年1月16日)

 松本城公園などに氷の彫刻が並ぶ毎冬恒例の「国宝松本城氷彫フェスティバル」が20、21日に開かれる。準備作業の負担などを理由に2016年度で終了が決まっていた「氷彫コンクール」は、希望する声を踏まえて引き続き開催。若い作り手を対象にした作品展を新たに加え、フェスティバルの新たな担い手確保につなげる計画だ。

 松本市などでつくる実行委員会の主催で、2日間で30点の氷彫が並ぶ。多くの人手が必要となるコンクールは運営側の負担となるため、一時は終了することが決まっていたが、市民らからは開催の要望が複数寄せられていた。音楽ライブなどのステージ運営を民間業者に発注するなど運営を効率化して対応する。

 県内外の20〜30代の若い作り手5組による作品展は、松本城二の丸御殿跡で開く。19日午後6時から深夜まで制作し、完成後、21日午後2時まで展示する予定。

 フェスティバルの運営に携わっている長野氷彫倶楽部の野田真一会長(55)=松本市=によると、近年は作り手が減っており、「若手が活躍する機会をつくり、ベテランとの交流の場とすることで技術向上にもつなげたい」と期待している。

 コンクールは、出場者が20日夕から21日早朝まで松本城公園内で作品を制作し、同日午後3時半まで展示。期間中は公園内に飲食ブースや氷の滑り台なども並ぶ。松本市観光温泉課は「フェスティバルは冬の誘客につながる観光資源の一つ。インバウンド(海外誘客)の可能性も検討していきたい」としている。

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