山ノ内町と志賀高原観光協会(山ノ内町)はこのほど、志賀高原を視察してもらおうと、オーストラリアと英国、香港の旅行会社の担当者計8人を同高原に招いた。国立公園への外国人誘客を促進する環境省の「国立公園満喫プロジェクト」の一環。参加者はスキーやスノーボード、雄大な風景、飲食店で地ビールなどを楽しみ、冬場の魅力を体験した。
8人は、旅行会社の旅行商品作りの担当者らで、2月26〜28日に来訪。ガイドらの案内でスキーやスノーボード、スノーシューを体験し、18スキー場がある志賀高原の広大さを実感。横手山にもリフトで上がり、笠岳の奥に北アルプスが連なる風景も眺めた。
同協会によると、最終日の意見交換では参加者から「志賀高原の素晴らしさに驚いた」「オーストラリアで(旅行商品は)売れると思う」などの評価が寄せられた。バーやレストランの整備、長野市の長野駅と志賀高原を結ぶ輸送体制の充実を期待する声も出たという。
同協会の担当者は「志賀高原に来て、体験してもらうことでかなり現実的な意見を頂けた。やってよかった」と話した。