ラベルに松本城などをあしらった「松本サイダー」

ラベルに松本城などをあしらった「松本サイダー」

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「松本サイダー」定番土産に 江戸末期創業の紙卸業が販売へ

信濃毎日新聞(2018年6月7日)

 江戸末期の1855(安政2)年に創業した松本市笹賀の紙卸業「大徳紙(だいとくかみ)商事」が、ラベルに松本ゆかりのデザインをあしらった「松本サイダー」を完成させ、7月から販売を始める。デザインなどを手掛ける技術を生かし、松本の定番になる土産品を作りたい―と企画。将来的にはサイダーの原料に松本の水を使い、"ご当地サイダー"にすることも夢見ている。

 ラベルには、水の青をベースに国宝松本城やライチョウ、北アルプス、伝統工芸品の松本てまりを描き、降り積もる雪をサイダーの泡に見立てた。同社は「子どもからお年寄りまで幅広い世代に親しまれるお土産になればうれしい」と期待している。

 図案は同社デザイン部門「KamiLabo.(カミラボ)」が企画。同社の古畑泰明さん(49)=松本市=は「ラベル1枚で松本を表現したかった。"インスタ映え"するかな」と胸を張る。サイダーは県外の業者が製造するが、古畑さんは「昔ながらの素朴な味で炭酸強め。ゆくゆくは松本の水を使いたい」と張り切っている。

 330ミリリットル入りで250円(税別)。市内の土産店やホテル、旅館などでの販売を予定する。近く市内で開かれる催しに合わせ、先行販売することも計画している。問い合わせは大徳紙商事(電話0263・58・2777)へ。

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