須坂市動物園(須坂市臥竜2)で3日、「世界最大のネズミ」として知られるカピバラが、親子で風呂に入るイベントがあった。風呂は、鏡餅をイメージしてミカンを浮かべた「正月仕様」。多くの親子連れが訪れ、のんびりとお湯に漬かる様子を写真に収めていた。
南米原産で寒さに弱いカピバラは、飼育舎の浴槽にお湯が入れられると、すぐに体を沈めてうっとりとした表情。母親の「華(はな)」と、父親の「光(こう)」、子ども2匹の計4匹で体を寄せ合い、ゆったりと温まっていた。
担当飼育員の小林正和さん(38)によると、華は妊娠中で春にも出産予定。「ミカンのだいだい色にあやかり、動物たちが『代々』元気でいてほしい」と話していた。
カピバラの風呂は5月の大型連休ごろまで続ける予定。平日は午前の1回、土日と祝日は午前と午後の2回。