氷見市阿尾の旅館・永芳閣は8日、宿泊客や食事客に「ひみ寒ぶり」の解体ショーを楽しんでもらう「寒ぶりライブ」をスタートさせた。
この日水揚げされた重さ10キロのひみ寒ぶりが登場。三浦光二総料理長が客の目の前で手際よくアタマを落とし、三枚におろした。家庭でさばく場合のこつも伝授した。
客たちはスマートフォンなどで様子を撮影し、三浦総料理長にポーズをリクエストする場面も。知り合いの誘いで宿泊した石川県七尾市の外山泰典さんは「プロのさばきの美しさに感動した。フェイスブックにアップして情報発信したい」と話した。
解体前には、氷見魚市場での競りや板前がブリをさばく様子を撮影したDVD映像を女将の平田淑江さんの解説で鑑賞した。
ライブはブリをさばく様子を見てもらうことで、よりおいしく食べてもらおうと今シーズンから企画。2月中旬まで続ける予定で、漁の状況によって実施しない日もある。問い合わせは永芳閣。電話0766(74)0700。