東山1丁目の国重要文化財「志摩」で10日、新春の遊芸が行われ、ひがし茶屋街の芸妓(げいこ)衆3人がつやのある舞やお座敷太鼓の演奏で観光客約100人をもてなした。
黒紋付き姿の芸妓衆が座敷に上がると、観光客が息をのみ、カメラのシャッターを切った。真砂美(まさみ)さんが三味線を奏で、亜希(あき)さんと涼香(すずか)さんが「宝船」「君(きみ)ケ(が)代(よ)松竹梅」を流れるような所作で舞った。
芸妓衆が「竹に雀(すずめ)」「四(しっ)丁目(ちょうめ)」など昔ながらのお座敷太鼓を披露した後、観光客が順番に太鼓の演奏を楽しんだ。
新春の遊芸は茶屋文化を観光客に肌で感じてもらおうと志摩が毎年行っている。11日午後3時からも実施する。