氷見市内の民宿、飲食店や氷見商工会議所でつくる氷見朝食研究会は26日、冬場が旬の海藻・ナガラモの出荷初日に合わせ、「海とろめし」の提供を始めた。
1、2月が収穫期となるナガラモはホンダワラ科の「アカモク」の別称で、氷見市が県内最大の自生地。氷見朝食研究会が4年前にナガラモを使った「海とろめし」を考案し、約20店の参加店が工夫を凝らした味付けやアレンジでメニューに加えている。
同市本町の居酒屋・灘やでは、海とろめし考案の中心となった経営者の杉木克己さんがこの日の朝、競りに出されたナガラモで海とろめしと海とろうどんを準備。包丁で切り刻んで粘り気を出したナガラモにメレンゲとみそを加えて温かいご飯やうどんの上にのせた。
ナガラモの初出荷となった同日は同市比美町の氷見魚市場に約600袋(300キロ)が並んだ。
シーズンは2月末まで見込むが、生育状況次第では途中で終了する。