かまくらの前で、地元住民と協力して五箇山名物の栃餅をつく参加者=南砺市東中江(平)の五箇山和紙の里

かまくらの前で、地元住民と協力して五箇山名物の栃餅をつく参加者=南砺市東中江(平)の五箇山和紙の里

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平で雪のかまくらパーティー

北日本新聞(2015年2月1日)

 南砺市東中江(平)の五箇山和紙の里で31日、雪のかまくらパーティーが開かれ、県内外の約80人が住民と触れ合い、郷土料理を味わいながら山里の冬の魅力を満喫した。

 富山市民プラザで北欧雑貨店を営む大澤寛さん(38)が五箇山和紙の里職員の石本泉さん(31)、南砺市地域おこし協力隊員、内山勇樹さん(31)らと連携し、冬を楽しむライフスタイル提案イベントとして企画。SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で参加を呼び掛けた。

 会場には地元建設業者の協力で高さ5メートルの雪山が作られ、参加者は協力して穴を掘り、何十人もが一度に入ることができる巨大なかまくらにした。作業の合間に地元住民と一緒に栃(とち)餅をついたり、熊汁を作って交流。和紙原料のコウゾの枝でキャンプファイアーをして夜まで楽しんだ。

 横浜市から訪れた番場俊宏さん(36)は「住民が温かい。また来たい」と笑みを見せ、和紙の里の石本さんは「雪は厄介だと思いがちだが、交流に役立つことをあらためて感じた。参加者が五箇山に関心を持ち、何度も足を運んでもらえるきっかけになればうれしい」と話していた。

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