どんな味かな? 射水市の新湊漁港に水揚げされたダイオウイカの「するめ」の試食会が22日、同市の新湊きっときと市場で開かれることになった。神秘的な深海の巨大生物を味わう、前例のない試みになりそうだ。
きっときと市場では1月、同市七美(新湊)の浜常食品工業が加工に成功したダイオウイカのするめを展示。「食べられないのか」などといった声が多く、試食会を検討してきた。
試食会は、今年に入って富山湾で相次いでダイオウイカが網にかかり、試食用として十分確保できたことから実現した。浜常食品は、1月下旬に新湊漁港に届いた3匹を入手し加工した。
試食会は22日午前10時から午後3時。巨大イカのするめをあぶって無料で提供し、新湊産イカのグルメコーナーやイカのぬり絵など子ども向け企画なども予定している。
浜常食品は、ちぎれてしまうことが多い「触腕」を含め足が10本そろうダイオウイカも展示用に加工し、22日に会場で披露する。
試食会に向け濱力男社長は「興味のある人はぜひ食べてみてほしい。ただし、味は保証できません」とニヤリとした。