石川県などでつくる「いしかわジビエ利用促進研究会」は１９日、金沢市のＡＮＡクラウンプラザホテル金沢で試食会を開いた。料理、行政関係者ら約５０人が、イノシシとシカの肉を使って和洋食、中華にアレンジしたジビエ料理や加工品１３品を味わい、普及の可能性を探った。

　金沢、小松市のホテルやレストラン、料理店のシェフと、県内唯一の獣肉加工場を持つ「白山ふもと会」（白山市）が開発したジビエ料理が振る舞われた。出席者は、イノシシ肉を使った沢煮椀（わん）やグラタンスープ、シューマイ、シカ肉と県産米を組み合わせた料理など、一品ごとに説明を聞きながら舌鼓を打った。