南砺市平地域の世界文化遺産・相倉合掌造り集落で5日から始まるライトアップを前に試験点灯が4日、行われた。光を浴びて浮かび上がる茅(かや)葺(ぶ)き屋根と、ろうそくをともしたかまくらがまだ雪深い山里の景色に映えた。
集落の積雪は2メートル40センチ。「残雪ライトアップ」と銘打ち、合掌造り家屋22棟を27基のライトで照らす。集落の田などに高さ3メートル以上のかまくらが五つ造られ、駐車場横の雪山ではそり遊びも楽しめる。
ライトアップは地元の実行委員会が季節ごとに行っており、今回はことしの1回目。8日までの4日間、日没から午後9時まで行う。そりは100円で貸し出す。
14日~16日も北陸新幹線開業を記念し、特別にライトアップされる。問い合わせは同集落保存財団、電話0763(66)2123。