人気アイドルグループ「AKB48」の姉妹グループで、10月に新潟市で発足する「NGT48」について、劇場支配人に就任する今村悦朗さん=現SKE48劇場(名古屋市)支配人=は12日、新潟日報社の取材に対し、「1期生は4月10日から5月18日まで応募を受け付け、今夏にも選考を終えたい」と答えた。
NGT48のPRのために新潟市中央区の新潟日報メディアシップを訪れたAKB48の中心メンバー、高橋みなみさん(23)と横山由依さん(22)は「NGT48への皆さんの後押しをよろしくお願いします」「新しいメンバーに会えるのを楽しみにしています」と呼び掛けた。
今村さんは劇場に関して「毎日の公演後に公共交通機関で来場者が帰宅できるアクセスの良さが重要」と強調。収容人数は300人程度が目安で「複数の候補から絞り込んでいる段階。4月中には発表できるようにしたい」と話した。
この日初めて対面した新潟のご当地アイドル「Negicco(ねぎっこ)」について、横山さんは「NGT48と合同イベントができたら」と語った。この話を聞いたねぎっこのMeguさんは「新潟のいいところを一緒に発信したい」と意気込んだ。
◎ねぎっこと共演を 県民期待
AKB48の中心メンバーが来県した12日、県内ではNGT48誕生への期待が一気に高まった。「友達が選ばれたらうれしい」「市街地活性化につなげて」と期待する声が相次いだ。
「地元からメンバーが出たらどうしよう」。オーディション4月募集開始を聞いた長岡市の高校1年片岡茉優さん(16)は友達と顔を見合わせ、「メンバーは同世代になると思うから活躍してほしい」と声を弾ませた。
ご当地アイドルのNegicco(ねぎっこ)との相乗効果を期待する意見も出た。新潟市西区の高校1年大畑摩莉さん(16)は「ねぎっこと一緒にイベントやライブをしたら盛り上がるはず。わくわくする」と楽しみな様子だった。
一方、新潟市内に開設予定の劇場の場所については明かされなかったが、万代地区やJR新潟駅南、古町を挙げる人が多い。「万代ではないか」と推測する同市北区の会社員前田信一さん(67)は「若い人が集まってくれれば、街中の活性化になる」と期待を込めた。
新発田市の高校1年斎藤永遠さん(16)は「劇場ができたら新潟の知名度が上がり、県内外からファンがたくさん来ると思う」と話した。