氷見市粟原地区特産のタケノコの出荷が12日、地元の集荷場で始まり、各農家が掘り出したばかりのタケノコを持ち込んだ。
ことしは収穫量の少ない「裏年」のため、初日は前年の6割にとどまる約500キロを出荷した。
同地区では、粟原たけのこ出荷組合(扇原信雄組合長)の約25戸がタケノコを栽培。粘土質の土壌で農薬をほぼ使わずに育て、苦みや渋味が少ないことで知られる。
同組合によると、昨年は例年より2トン多い約22トンを出荷。ことしは15トンを見込んでおり、雪の影響で生育は遅れているものの、例年と比べ大ぶりという。
この日は、組合員がタケノコを箱に入れて持ち込み、JA氷見市十二町支所の職員と一緒に大きさごとに梱包し、丸果高岡青果市場に出荷した。
扇原組合長は「大きくて品質はいい」と話していた。