23日に開幕するとなみチューリップフェアに向け、砺波市花と緑と文化の財団は、メーン会場の砺波チューリップ公園で、目玉となる大花壇を眺めるミニ展望台「チューリップバルコニー」を新たに設けた。石などを配置した丘「ロックガーデン」には階段を設置。眺めが人気となっているチューリップタワーの混雑がフェアでは課題となっており、眺望できる場所を増やし混雑緩和につなげる。16日は大花壇などに設置されていた遮光ネットの撤去も行った。
木製のチューリップバルコニーは高さ約2メートルで2基設置。1基に8人程度が一度に登ることができる。ロックガーデンも高さ約2メートルで、公園の雰囲気に合うようにチューリップも並べる。
チューリップバルコニーとロックガーデン、チューリップタワーのほか、同市文化会館屋上の「チューリップパノラマテラス」と市美術館展望台でもフェア会場を眺めることができる。
■遮光ネット撤去
遮光ネットは、花の急激な生育を抑え、フェア期間中に見頃を迎えるように3月下旬に設置されていた。この日は市内の造園業者が、大花壇を覆っていたネット約4500平方メートルを撤去した。
同財団によると、4月下旬に満開を迎える見込み。フェアは5月6日まで開かれる。