第29回九頭竜新緑まつり(福井県大野市、九頭竜まつり実行委員会主催、市観光協会、福井新聞社共催)が16、17の両日、大野市角野の九頭竜国民休養地で開かれる。みずみずしい緑の若葉に彩られた会場で、奥越の旬の味覚や多彩な催しを楽しめる。
例年、人気を集めるイベントの目玉「新緑市場」を今回も開催。市内の延べ18店が出店する。採れたてのウド、タラの芽といった山菜や昇竜マイタケ、地元の野菜を即売。地酒やスイーツの販売もある。
また会場で味わえる山菜てんぷらやイワナの塩焼き、そばなども売り出す。越前市、鯖江市、越前町からも出店し、海産物など地場産品を販売する。
「新緑ステージ」では、和泉小中学校と保存会による青葉の笛の演奏や穴馬踊りなど、郷土の伝統芸能を披露。市外からはスコップ三味線や沖縄のエイサー踊りなどの団体が出演し、イベントを盛り上げる。
子どもたちが楽しめる企画も多数用意。ボールの中に入って水上を歩く「ウオーターダッシュ」(有料)と、綱渡りを体験できる「スラックライン」を、今回初めて設けた。
また、中竜鉱山で実際に使われたトロッコ列車への乗車体験や、和泉地区の岩石を使った化石発掘体験(有料)なども行われる。
まつり期間限定の九頭竜ダム長野発電所への見学ツアーは、両日とも移動バスを午前10時半、午後1時、同3時に運行する。
スタンプラリーを6月30日まで実施しており、まつり会場を含む4カ所を巡ると、抽選でホテルフレアール和泉の宿泊券などが当たる。
まつりは両日とも午前9時~午後4時。問い合わせは大野市和泉支所内、九頭竜まつり実行委員会=電話0779(78)2111。