■コシヒカリ苗を手植え
氷見振舞酒特区(どぶろく特区)で酒類製造免許を持つ氷見市小境の民宿「小境荘」を営む角間吉郎さん(66)は18日、同所の山あいにある棚田で、どぶろく用のコシヒカリの苗を手作業で植えた。
棚田は約5アールで、湧き水を引いて無農薬栽培で育てる。この日は角間さんが家族と一緒に作業し、コロガシで目印を付けた後、苗を植えた。
一昨年はイノシシに荒らされて収穫できなかったが、昨年は電気柵で被害を抑えた。角間さんは「ことしも無事に収穫し、おいしいどぶろくを造りたい」と話した。
小境荘は同市が2006年に県内初のどぶろく特区に認定されたことを受け、酒類製造免許を取得。自家栽培したコメで年間約200リットルを製造し、通年で販売している。問い合わせは小境荘、電話0766(78)1934。