「第2回TOGA天空トレイルラン」が23日、南砺市利賀地域で開かれ、県内外から訪れた504人のランナーが快晴の下、新緑がまぶしい山野や集落内の道を駆け抜け、利賀の自然と人の魅力に触れた。北日本新聞社共催。
最小限の装備を担いで山野を走るトレイルランニングの大会。同地域の各種団体でつくる実行委員会(野原宏史委員長)が、昨年に続いて主催した。
同市利賀村上百瀬の利賀国際キャンプ場を発着点にロング(36・7キロ)、ミドル(26・4キロ)、ショート(7・8キロ)の3コースを設定。かつて山越えの生活道路として使われた古道や林道などを生かしている。
沿道では多くの住民が声援を送り、選手はあちこちで住民とハイタッチを交わすなど交流しながら懸命にゴールを目指した。
実行委によると、出場者のうち約3割が前回に続いてのエントリー。北陸新幹線を利用して首都圏から訪れた人が多かったほか、関西方面からの出場も増え、実行委は今後の集客に向けて手応えを感じたという。
野原委員長は「前回並みの出場者を確保し、住民の団結とおもてなしの心を存分に示すことができた。来年も成功させたい」と話していた。
スタートに先立ち、野原委員長が開会を宣言。城岸一明市議が出場者を歓迎し、板倉北日本新聞社長が祝辞を述べた。