南砺市福光美術館で30日から、企画展「三浦雄一郎エベレスト登頂写真展」(北日本新聞社後援)が始まる。2013年、三浦さんが史上最高齢の80歳で達成した3度目の世界最高峰登頂の記録を100枚以上の写真でたどる。福光とのゆかりも紹介する。初日には三浦さんの記念講演会と握手会が行われる。25日から展示の準備作業が始まった。
三浦さんは登頂後、各地で講演会を開いているが写真展は初めて。同行した長男雄太さん、次男豪太さんが撮影した写真を中心に102点をパネルにして展示する。
三浦さんは父の故敬三さんと共に1950~70年代、旧福光町のスキー板の製作所で技術顧問を務め、68年には家族で1年間、福光に住んだ。当時の写真14点も飾る。
会場にはゴールドウイン(小矢部市)の協力で、エベレスト登頂時の三浦さんのウエアやリュック、テントなど装備品も展示する。
30日は午前10時から講演会、同11時半から書籍購入者対象の握手会がある。同展は一般800円、高校・大学生500円、中学生以下無料。問い合わせは同美術館、電話0763(52)7576。