６月６日に南砺市菅沼（上平）の五箇山合掌の里で開かれる「五箇山民謡祭」でステージ披露する２１団体の出演順が決まった。　

　五箇山民謡祭は白川郷・五箇山合掌造り集落の世界文化遺産登録２０周年記念事業のキックオフイベントとして、世界遺産五箇山合掌文化アカデミー事業実行委員会（委員長・高田市教育長）が開催。県民謡民舞大会を兼ねる。

　民謡は県内を中心に２０団体が披露。地元からは越中五箇山麦屋節保存会、越中五箇山こきりこ唄保存会（いずれも平）、越中五箇山民謡保存会（上平）、南砺平高校郷土芸能部など６団体が登場する。

　アトラクションで昨年結成された五箇山塩硝鉄砲隊の砲術演武も行われる。ステージは各団体１５～２０分で午前１０時半開演、午後５時５分終演。入場無料。

　▽出演順＝南砺平高校郷土芸能部（南砺）魚津せり込み蝶六保存会（魚津）米道踊り保存会（立山）小谷麦屋節保存会（南砺）黒部市布施谷節保存会（黒部）新川古代神保存会（滑川）利賀村むぎや節保存会（南砺）高岡なき荷方節保存会（高岡）氷見網起し木遣り保存会（氷見）願念坊踊保存会（小矢部）五箇山塩硝鉄砲隊（南砺）越中城端麦屋節保存会（同）明日稚児舞保存会（黒部）能登麦屋節民謡保存会（石川）越中五箇山麦屋節保存会（南砺）越中源氏太鼓保存会（小矢部）県民謡越中八尾おわら保存会（富山）越中五箇山こきりこ唄保存会（南砺）伏木帆柱起し祝唄保存会（高岡）越中夜高太鼓保存会（南砺）越中五箇山民謡保存会（同）

■野外ステージに来て　実行委がＰＲ
　世界遺産五箇山合掌文化アカデミー事業実行委員会のメンバー４人が２８日、北日本新聞社を訪れ、６月６日に南砺市菅沼（上平）の五箇山合掌の里で開かれる「五箇山民謡祭」をＰＲした。

　新緑に包まれた野外ステージで開かれ、県内外の２１団体が各地に伝わる民謡などを次々と繰り広げる。

　実行委メンバーの山崎博同市商工会五箇山支部長は「民謡の宝庫と呼ばれる五箇山の魅力に触れてほしい。北陸新幹線の開業で観光客が増えており、地元の活性化につなげたい」と意気込みを語った。