高岡市西部の田園地帯を流れる用水で1日夜、ゲンジボタルが乱舞し、住民たちが幻想的な光に見入った。
この日は午後8時すぎからホタルが舞い始めた。用水のそばには、北陸新幹線の高架橋があり、暗闇に数多くのホタルが舞う中、ライトをつけた新幹線が駆け抜けていく光景が見られた。
付近の農作栄吉さん(72)によると、ホタルは15年ほど前から数が増加。ことしは好天のため、例年より数日、光るのが早いという。「ホタルと新幹線の光が、静と動という感じで不思議。時代が変わってもホタルがすめる環境を守っていきたい」と話した。
ゲンジボタルは今月末まで観察できる。