小矢部市津沢地区で5、6日に行われる津沢夜高あんどん祭に、北陸新幹線や三井アウトレットパーク北陸小矢部の観覧車をかたどったあんどん飾りがお目見えする。
浦町若連中の窪城吉輝さん(35)が「話題のものをあんどんにできないか」と考え、大あんどんの飾りの一つ、吊(つ)り物でW7系と市内に7月にオープンするアウトレットを表現することにした。市の観光スポットのクロスランドタワーも加えて造形した。高さ1・9メートル、幅2・5メートル、奥行き約1メートル。
走っている新幹線のスピード感を曲線で巧みに表現。乗車口には市のシンボルキャラクター「メルギューくん」「メルモモちゃん」を描いた。観覧車は電動で回る仕掛けにするなど遊び心たっぷり。4月下旬の骨組み作りから始め、町内の若連中や女性の協力で和紙を貼って色を塗り、色鮮やかに仕上げた。
5日は祭りメーン会場のあんどん広場に展示する。窪城さんは「できれば、大あんどんにつけて練り回したい」と話している。