コイの釣り堀を復活させた輿水さん(右)と夫の透さん

コイの釣り堀を復活させた輿水さん(右)と夫の透さん

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コイの釣り堀11年ぶり復活 福岡の成田養魚園

北日本新聞(2015年6月27日)

 高岡市福岡町矢部の成田養魚園(輿水(こしみず)透社長)は、11年ぶりにコイの釣り堀を復活させ、27日から営業を開始する。コイの生産量を増やしたことに伴い、約700平方メートルを整備した。子どもからお年寄りまでが楽しめるスポットとしてアピールしていきたい考えだ。

 矢部地区では江戸末期にコイの養殖が始まり、一帯は全国的な産地として知られてきた。1871年創業の同社は、ピーク時の1970年代に年間約100トンのコイを生産していた。その後、従業員が高齢化し、体力的負担が増えたことなどで生産量が減少。2000年代に入り半減し、2004年に釣り堀を閉鎖していた。

 数年前から従業員の若返りを図り、生産量もピーク時に近づけてきた。ことし4月に成田戦一会長(77)から代替わりし、会長の次女で輿水社長(53)の妻、奈緒美さん(48)が釣り堀の復活を提案。地元の大切な養鯉産業を活性化させたいと考えた。

 釣り堀には体長30センチ以上のクロゴイを約2千匹放した。釣った数をポイントに換算し、菓子などと交換する。奈緒美さんは「釣りを通し、子どもたちが小さいころからコイに親しむきっかけになればうれしい」と話す。

 釣り堀の利用は1時間千円で、さおの貸し出し料と餌代を含む。営業は土、日、祝日の午前9時~午後5時。問い合わせは同社、電話0766(64)3196。火曜定休。(高岡支社編集部・笹谷泰)

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