打ち合わせをする(左から)東海さん、大野さん、高岡ガスの担当者=高岡市木舟町の山町茶屋

打ち合わせをする(左から)東海さん、大野さん、高岡ガスの担当者=高岡市木舟町の山町茶屋

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老舗菓子店とコラボ 高岡・「山町茶屋」が8月リニューアル

北日本新聞(2015年7月11日)

 高岡を代表する観光地、山町筋にある土蔵造りの喫茶店「山町茶屋」(高岡市木舟町)が8月2日、リニューアルオープンする。同じ通りにある老舗菓子店「大野屋」と連携し、県産食材を使った甘味や飲み物などを提供。地元の鋳物や漆器を食器に用い、観光客や地元客に高岡らしさと上質感を楽しんでもらう。(高岡支社編集部・荒木佑子)

 山町茶屋は2005年8月にオープン。高岡ガス(同市内免、菅野克志社長)の子会社、高岡ガスサービス(同、同)が経営する。北陸新幹線開業や高岡御車山(みくるまやま)会館開館を受け、客足が伸びていることから、開店10周年に合わせて内装やメニューを見直す。

 厨房(ちゅうぼう)の位置を変更し、氷見産杉を用いたカウンター席を設けてスタッフと会話を楽しめるようにする。テーブル席の床材や座敷席などの照明も変え、シックでくつろげる空間とする。山町筋でものづくり工房などを営む東海裕慎はんぶんこ代表が企画アドバイスを担当した。

 富山の棒茶や県産果物を使った飲み物のほか、大野屋の自家製あん使用のかき氷や和風パフェ、和菓子など、大野屋ならではのメニューを中心に提供する。素材は厳選し、地元食材を積極的に採用する。

 大野屋の企画担当、大野悠さんは「山町ならではの良いものを発信したい」と意気込み、東海さんは「山町での滞在時間を延ばしてもらうとともに、高岡の食文化を再発見する場にしたい」と話した。今月14日に工事を始め、29日にプレオープン、8月2日に正式オープンする。

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