国道415号を練り歩く旧御座町(左)と旧上伊勢町の曳山=氷見市本町

国道415号を練り歩く旧御座町(左)と旧上伊勢町の曳山=氷見市本町

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華やか曳山巡行 氷見祇園祭

北日本新聞(2015年7月15日)

 氷見市の「祇園祭(ぎおんまつり)」2日目は14日、華やかな曳山(ひきやま)5基が市中心部の各町内に繰り出し、にぎわいを見せた。

 御座(ござ)、上伊勢、南上の旧3町と地蔵町は各町内を練り歩き、旧南中町は曳山を会場に飾った。御座、上伊勢、地蔵の3町は歩行者天国となって露店が並ぶ国道415号でも巡行した。車輪のきしむ音を響かせながら、男衆が力を合わせて曳山を進める姿に、来場客が見入っていた。

 御座町は、ことしからはやし方の練習を始めた児童たちが、巡行に加わり、練習の成果を披露。曳山に乗って拍子木を体験した朝日丘小6年、宝達幸大君は「高くて怖かった。重たい曳山を力を合わせて動かしてすごいと思った」と話していた。

 南11町と北6町の太鼓台も出て、夜にはぶつかり合いがあった。同祭は、江戸時代に疫病がはやり、御座町の住民が京都・八坂神社から祇園祭の分霊を迎え祈願したところ、疫病が治まったことに感謝して始まったとされる。

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