16日から始まる南砺市平地域の世界文化遺産・相倉合掌造り集落のライトアップを前に、試験点灯が15日行われ、夏の夜の山里に幻想的な光景が広がった。
「夕涼みライトアップ」と題して21棟の合掌造り家屋を26基のライトで照らす。
試験点灯のこの日、山里は日が暮れるにつれ、昼間の暑さを忘れさせてくれる涼しさと静けさに包まれ、光を浴びた茅葺(かやぶ)きの三角屋根がくっきりと浮かび上がった。
ライトアップは20日までの5日間で、日没から午後9時まで点灯する。集落では今、ソバの花とアジサイも見頃を迎えているという。問い合わせは同集落保存財団、電話0763(66)2123。