千保川・未来プロジェクト・クルーズ実行委員会(岡本清右衛門委員長)は8月6日、小矢部川沿いの工場夜景を舟下りしながら楽しむ「小矢部川・たなばた・工場夜景クルーズ」を初開催する。16日夜はメンバーが高岡市内で試験航行し、絶景ポイントや所要時間などを確認した。
小矢部川下流は日本ゼオン高岡工場(荻布)や日本曹達高岡工場(向野本町)など化学関連の工場が立ち並び、夜になると建物に照明が当てられる。工場夜景スポットとして知られ、実行委が高岡市の新たな観光資源にしようとクルーズを企画した。
コースは二上橋から城光寺橋までの約3キロの区間で、10人乗りのゴム製カヌー「Eボート」2隻に分乗する。試験航行には実行委メンバーら20人が参加した。約1時間かけて川を下り、幾何学模様に見える配管の美しさや水面の涼やかな風を堪能した。岡本委員長(77)は「景色がゆっくりと変化し、とても幻想的だった」と魅力を語った。
実行委は乗船希望者を募集しており、参加費は1人2千円(保険料・飲み物代込み)。定員は先着順で16人。問い合わせはフジチュウ、電話0766(22)0170。