射水市をはじめ県内団体が出演する「第8回県曳(ひき)山(やま)囃(ばや)子(し)大競演会」の実行委員会が4日、同市立町(新湊)の川の駅新湊であり、今月30日に同市高周波文化ホール(新湊中央文化会館)で県内6団体が競演することなど事業概要を決めた。
各地の囃子方の技術向上と文化の伝承を目的に開いている。昨年までは射水市観光協会が設けた基金から費用を確保してきたが、ことしは射水市曳山協議会からの拠出のほか市や県からの補助金を活用して実施する。
ことしは射水、南砺の両市の計6団体が出演。射水市からは中町(新湊)と東町(海老江)、中町(大門)がステージに上がり、南砺市からは城端庵唄保存会と福野庵唄保存会が演奏を披露する。新湊地域の残る1団体は、今後調整して決める。
射水市合併10周年記念事業とすることや、新湊地域を舞台にした来年1月公開予定の映画「人生の約束」のPRコーナーを会場に設けることも決めた。競演会は同市と市教育委員会、市曳山協議会、市観光協会、射水ケーブルネットワーク、北日本新聞社でつくる実行委員会主催。