新旧の海王丸がそろって帆を広げる「ダブル展帆(てんぱん)」が9日、射水市の海王丸パークで行われた。2隻の「海の貴婦人」が同時に優美な姿を見せるのは2012年以来で、青空の下、訪れた人たちを魅了した。北日本新聞社後援。
射水市誕生10周年を記念し、伏木富山港・海王丸財団が企画。独立行政法人の航海訓練所(横浜市)の練習帆船である2代目海王丸を招いた。
パークに係留されている初代海王丸はボランティア78人によって29枚、2代目は実習生約100人によって25枚の帆がそれぞれ広げられた。一家4人で訪れた富山市清水中町、会社員、戸田武宏さん(38)は「2隻とも気品や品格を感じる」と話した。
2代目は10日に出港する。