ヘリコプター&防災・防犯フェスティバル2015は22日、小矢部市鷲島のクロスランドおやべで始まった。ヘリの展示や遊覧飛行などを行い、大勢の家族らでにぎわった。23日まで。公益財団法人クロスランドおやべ主催、小矢部市共催、北日本新聞社特別協力。
開幕時は雲が多かったものの昼前には青空が広がり、芝生広場には飛来した民間機7機が展示された。ヘリの遊覧飛行(有料)は人気を集め、乗客が散居村や北陸新幹線の線路を眺めた。
午後には県消防防災ヘリ「とやま」が訪れ、山で遭難して動けなくなった人を救助する訓練を披露。富山市下大久保(大沢野)の松本怜子さん(35)の長男、悠弥君(6)は「かっこよかった」と笑顔で話した。
ことしはパイロット気分が味わえるフライトシミュレーター体験(同)のコーナーが設けられた。災害時などに活躍する自衛隊や国土交通省、警察などの車両も展示され、訪れた人が間近で見学した。
北日本新聞社は来場者の写真を掲載したミニ新聞を会場で発行し、プレゼントした。
フェスティバルはヘリのデモンストレーション飛行や機体の展示などを通して、災害時のヘリの有効性を広く知ってもらおうと毎年開かれている。