第14回となみチューリップ球根まつりが9日、砺波市中村のチューリップ四季彩館で始まった。出荷数日本一の県産の球根200品種以上約12万球を2割引きで販売している。大勢の来場者が豊富な品ぞろえの中から買い物を楽しんだ。12日まで。
砺波市球根組合や県花卉(かき)球根農業協同組合、市、県などでつくる実行委員会(石田隆紀委員長)が球根の植え付け時期の秋に毎年開き、今回で14回目。北日本新聞社後援。
今春のとなみチューリップフェアで行ったチューリップの人気投票で上位だった「バレリーナ」や「ピンクダイヤモンド」など約15品種を集めた福袋が初めて登場した。「とやまレッド」や「銀盃(ぎんぱい)」などを含む皇室献上品種のセットや市内生産者のコーナーが人気を集めた。
となみオリジナルスイーツの一部を10、11の両日販売する。球根の寄せ植え教室や東日本大震災被災地の宮城県名取市に贈るプランターへの植え込みコーナーなどもある。
県花卉球根農業協同組合の水越久男常務理事は「春はチューリップフェアで花を見てもらい、秋は植え付けを楽しんでもらいたい」と話している。