東京家政大造形表現学科の学生たちが、南砺市利賀地域に伝わる妖怪「センポクカンポク」を描いた看板を同地域のそばの郷広場に設置した。近年の妖怪ブームに乗って地元でも知る人が少ない伝承を掘り起こし、利賀の魅力として発信する。
センポクカンポクはヒキガエルのような風貌の妖怪で、死者の霊魂を守り墓場まで導くとされる。
学生たちは、今年2月の南砺利賀そば祭りで雪像を作るために利賀地域を訪れた。南砺市商工会利賀村事務所の職員から話を聞き、妖怪を地域活性化につなげようと看板を設置することにした。