冬の味覚、ズワイガニの漁が6日、富山県以西の日本海で解禁され、射水市八幡町の新湊漁港で今シーズンの初競りが行われた。初日は2310匹が水揚げされ、競り人や仲買人の威勢の良い掛け声に漁港が活気づいた。
ズワイガニ漁は同日午前0時に解禁され、新湊漁港からは底引き網漁船6隻が出漁。沖合約5キロ、水深約300メートルの地点で漁を行い、午後1時からの昼競りに並べた。
身が詰まって大きい雄は1320匹で、「コウバコガニ」と呼ばれる雌は990匹。大型の雄には、質の良さを示すタグが付けられ、仲買人らが品定めをしていた。漁獲量はほぼ平年並みで価格は約1割安くなった。
カニは主に県内の料理店や小売店に並ぶほか、首都圏・関西圏にも出荷される。
漁は年末年始がピーク。県内では、雄が3月20日まで、雌が資源確保のため1月20日までを漁期にしている。